ALSO MOONSTARで開催された
Levi Pata(リーバイパタ)さんの”BYE LEVI”というハンドペイントのイベント。
そこでGYM CLASSICのカカトに入れてもらった”BYE BYE”の文字。
もちろん、作品としても単純にカッコいんだけど、
「なぜバイバイなのか?」のストーリーに
グッときたのでこの場で共有します。
いや、語らせてください!
以下、本人談抜粋です↓
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リーバイさんが子どもの頃、
10歳上のいとこのお兄さんがいたそうです。
彼は足が速く、アメフトをやっており、
いつも対戦相手を置き去りにしていました。
そんな彼は、対戦相手に向けてスパイクのカカトに”BYE BYE”と書いていたそうです。
そんなお兄さんに憧れていた幼いころのリーバイさん。
しかし、その憧れだったお兄さんは交通事故で亡くなってしまいました。
いとこのおばさんの家に行くと、”BYE BYE”とカカトに入った靴が遺品として置いてあるそうです。
年が経つにつれ、お兄さんがその靴を通して、
おばさんやリーバイさんに話しかけているようで、
リーバイさんは自身の靴のカカトにも”BYE BYE”と入れるようになったそうです。
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お兄さんが亡くなってしまったことは本当に残念な事のなんですが、その思い出を作品という形で残し続けていることに感銘を受け、僕も”BYE BYE”を入れてもらうことにしました。
この作品のエピソードは「死」が関わっているので、ちょっと重いと感じる人もいるかもしれない。
でも僕の受け止め方は、
「憧れの存在を身近に残しておきたい」という、
少年時代のピュアな気持ちからきているのだと思い、とても清々しかった。
結局のところ、本人が思うことは本人にしか分からない。
でも、こんな風に想像させてくれることがアートの楽しみ方なんだろうな、と気づかせてもらえた。
作品はあくまで伝えたいことを伝える媒体でしかないということ。
もう一つ体験できてよかったのは、目の前で作品を作るところが見れたこと。
ご本人もルックスがよく、何をしても画になる上、
ペイントする一つ一つの所作がとても丁寧で、本当に美しかった。
作品の背景を知り、自分なりに想像して、製作のプロセスも見れたことで大満足のアート体験でした。
ちなみにペイントしてもらった靴は
MOONSTARのGYM CLASSIC
10年ぐらい『履き潰しては新調する』を繰り返している、
自分にとっては最も身近な靴。
こんな僕のストーリーもアートの一部となっているのだと思うと、
ニヤニヤしてしまうのだ。