
小学4年生のころ、おまけで付いてくるドラゴンボールの筆箱欲しさに学習教材をおねだりした記憶がある。ちゃんと活用すると約束して買ってもらったのに、結局やり切れず、心苦しかったことを覚えている。校門で待ち伏せしていた営業マンとしては成功だし、親としても息子が勉強したいと言うなら悪い気はしなかったんでしょう。
「買ったらこれあげる」という手法はよくあるプロモーションの一つ。アマゾンや楽天のポイントも同じ部類で、購入動機やリピート購入の後押しとして活用されている。
実際、そのポイント欲しさに実店舗で現物を確認してアマゾンや楽天で購入するという流れも確立している。
今の仕事で、自社店舗とECを抱えてるものとしては、頭の痛い課題で、この大手に対抗する施策を模索していることもあって、今回紹介するサービスが気になったんだと思う。
話は逸れましたが、そんなあくまでおまけ的なポジションだったポイントサービスが主役になったのが『カブアンド』
カブアンドはZOZOの創業者である前澤友作さんが始めた新しい事業。電気、ガス、モバイル、インターネット回線、ウォーターサーバー、ふるさと納税などの生活インフラサービスを、カブアンドに乗り換えてくれたらカブアンドの未上場株をあげます、という仕組み。
もちろん、株式上場しなければその株は無価値なんだけど、前澤さんなら強引にでも上場させてくるだろうし、何よりエンジェル投資家としてキャピタルゲインの夢が見れるw
そして、こんな風に妄想を膨らませられる人が多ければ多いほど、このカブアンドは成功に近づく。
どういうことかというと、カブアンドの成功はどれだけ人を集めて会員にすることができるかである。最初のうちはハイパーインフルエンサーである前澤さんがたくさんの人を集まるでしょう。でもサービス自体は今のサービスと何も変わらないものだし、薄利多売だから上場するためにはそれだけじゃ足りないはず。
そこで必要なのが自分もこの会社に関わる当事者であるというマインド。上場させるために、人が人を呼び、この仕組みの魅力をいろんな角度から伝え、より多くの人に広めていくことが成功の唯一の方法となる。
これまでのインフルエンサーマーケティングではなく、いわゆる全員参加型のコミュニティマーケティングが必要なのである。参加者一人ひとりが社員であり、ユーザーでもある。一つの目的を全員参加で達成するという、ちょっと宗教にも近いスタイルが今後のビジネスにおいて、絶対注目しておくべき動き。やっぱり参加することが一番勉強になるということで、ガス代だけカブアンドに切り替えてみました!
九電のピコポイント貯めるだけじゃ、ワクワクしないしね笑