ブログやアフィリエイトの始め方など、個人の稼ぎ方を教えてくれる「フリーランスの学校」というオンライン講座がある。
そのファウンダーであるしゅうへいさんが立ち上げた”Live Like A Cat (LLAC)”というNFTが2022年の年末にミントされた。それは国内ジェネラティブNFTの最高額を1日で上書きしたという衝撃的なデビューだった。日本円でいうとたった1日で150円が70万ぐらいになったというもの笑
このプロジェクトは読んで字の如く、「ネコのように生きる」がコンセプト。discord上でコミュニティが形成されたのが2022年5月末で、当時のボクの印象は「会社に拘束されることなく自由に稼ぐ力を身につけよう。」をネコの気ままな生活に例えているものだと思っていた。いわゆるフリーランスの学校がNFTを出すだけ。その思い込みがこのプロジェクトを軽視することとなり、discordに入るのが遅くなった。そしてその乗り遅れを後々悔やむことになる…
その思い込みが早とちりだと気付かせてくれたのは、結局ファンダーしゅうへいさんのVoicy。半年前まではいろんな稼ぎ方を教えてくれるからちょこちょこ聞いていたんだけど、ローンチが近づくにつれ、少しずつ話す内容が変わり、このプロジェクトの思想を語るようになってきた。聴き続けるにつれ、ただお金の稼ぎ方を共有するコミュニティではないことに気づき、慌ててdiscordに入ったことを覚えている。LLACはもっと根っこの部分である生き方の思想に問いかけてくる感じ。一つの答えを提示するのではなく、個性的な人たちがLLACをハブに考えを発信してわちゃわちゃしている。いろんな知識に触れたいものとしては心地良い雰囲気。そのコミュニティ内で特に面白かったのが「のぞき穴」と「マーケティング・セールス部」というチャンネル。
「のぞき穴」はイラストレーターである猫森うむ子さんがデザインの制作過程を公開している。うむ子さんはアウトプットするにあたり、背景や思考をふんだんに盛り込んでいるのに全く胃もたれなくサラッと仕上げることができる稀有な人、と認識している。「のぞき穴」はそこに至るああでもない、こうでもないを文章化しており、プロの頭の中をのぞくことができる貴重な場所。
「マーケティング・セールス部」は業務連絡や検討事項が飛び交うぐらい、NFTプロジェクトの今を生々しく疑似体験できた。これも勉強になったし、なにより刺激的だった。
そして副産物的に良い経験だったのがAL(アローリスト)という優先購入券をゲットするためにウォレットやツイッターを精査されたこと。それにより、自分のデジタル上の立ち振る舞いを改めて見つめ直す機会になった。実はこれが一番の学びだったかもしれない。「NFTをただの金儲けの道具として扱っていなかったか」、「ツイッターで誰かを傷つけるだけの呟きをしていなかったか」など、ほとんど無法地帯である匿名のデジタル上で、自分で自分を取り締まるという考えが芽生えた。これからブロックチェーンの技術が広がり、行動が透けて見る時代が来る。そうなると誠実を積み上げた信頼こそが大きな資産になってくるはず。なんだかALをもらう前に既に生き方がアップデートした気分。今後、ボク自身がLLACからどんな影響を受けるのか、言うまでもなく楽しみだ。そしてそのアップデートの証としてもらえたのがこのネコちゃんNFT。思ってたんとちゃう、謎のネオン感w