「センス入門」そもそもセンスってなんだっけ?

Apr 30. 2023

センスの良い人に憧れる。

あれ、そもそもセンスってなんだっけ?
そんな疑問の答え探しができる?できる気がする本です。

著者の松浦弥太郎さんの人生経験をもとに、たとえば、
「ある人のこんなところが素敵だと感じた。だから僕もこんなことを心掛けている。」
という風に著者の生き方を通して、概念化しにくい『センス』についていろんな角度から紹介しています。
読み手の僕は、自分の体験を振り返って「あのとき感じたことはそういうことだったのか。じゃあ、こんな風に考えて行動すれば良かったのかも。」と重ね合わすことが楽しかった。

もちろん読んだときにピンとこない内容もいくつかあった。でも、あるときその内容と重なる状況に遭遇ことがありまして。
もしこの本を読んでいなければ、何も考えずセンスない選択をしていたかもな、と思う。

気になる人の体験や考えを知り、擬似的に経験値を上げることができるエッセイは、好んで読んでいる。

その中でも松浦弥太郎さんの「センス入門」は人生の予習復習という点で、何度も読み返したくなる本です。

心の汚れた僕にとっては、ちょっとキレイごとが過ぎる内容もありますが、そこもこの方らしくて魅力的なところです。

センス入門 松浦弥太郎