「それ○○の服でしょ?」という会話をしたくなった

Nov 11. 2024

先日、GU×UNDER COVERのジャージ(赤)を思わず買ってしまった。肌寒くなって朝の散歩用の運動着を探していたというのもあったが、サイドのギザギザ柄を見て、ハタチそこらの記憶が蘇ったというのが決め手。
トップ画像は20年ほど前に買ったUNDER COVERの甚平。

こんなサイズ感、デザイン、用途、どれを取っても今では着られない服だけど、自宅には手放したくない服が何着もある。

学生時代、スポーツが得意だったわけでもなく、頭が良かったわけでもない。話が面白いわけでも容姿が端麗なわけでもなかった。当時、洋服のことばかり考えていたのは、自分という人間をアピールするには、ファッションしかなかったからだと、振り返る。

今ではどんな仕事をしていて、どんな経歴があって、どんな思想を持っているか、自分のことを少しは話すことができる。でも、当時は服装でしか自己表現できなかった。このアンダーカバーの甚平は、当時の自分のアイデンティティ。そんな記憶の断片が残っているから、着られない服を20年以上も持ち続けているのかな、と思いを巡らす暇な休日。

そんなことを考えているうちに、このジャージが欲しくてたまらなくなった。購入後、このジャージを着て会社のキャンプに参加した。昔のように、着ている洋服をきっかけに会話が広がるんじゃないかと期待して。実際はそうでもなかったが、めげずに地元の集まりにも着ていこうと思う。確か裏原好きも何人かいたから、話は盛り上がるはずだ。ただ、赤いジャージだと、一部のプロレス好きに「新日のヤングライオンですか?」と、冷やかされるリスクはあるな。

どちらにしても、自分が身に付けたものをきっかけに話が弾むのは楽しいし、嬉しい。最近はどこのブランドか分かる服は恥ずかしいと思う傾向にあったから、そうでないものばかり着ていた。でも、チョコプラのコントのようにすぐツッコまれる服も、たまにはいいかもしれない。一周まわって大人になったかなw

そうだ、あの頃の服を着て、飲み会しょう!